冬の星雲というと、オリオン座大星雲とか燃え木・馬頭星雲に目が向きがち・・・・。先日の記事に書いたように、先週はこれまで望遠用を向けなかった”少しマイナーな”赤い星雲をまわってみました。
TOP画像は、NGC2174「モンキー星雲」です。これまでは「”ニワトリ”では写らない」と思い込んでいたので縮小コリメート撮影時代は対象にしなかったのですが、CCDカメラに切り替えてから赤い星雲が意外によく写ることがわかり今回の対象筆頭に!先日の記事のとおり、PC画面のライブスタックでも”猿の顔”がわかるレベル。いつものようにStellaImageでコンポジット後画像編集ソフトでトーンカーブ調整し結果です。ダーク/フラット補正なし、撮影データもRAWではなくRGBです。
つづいて、この2つこそ今まで「目もくれなかった」星雲、IC405とIC410です。トーンカーブ調整をかなり強引なレベルで行っているのでざらついた画になっていますが、これまでは「写す気にならなかった星雲」ですから・・・・。
SVBONY SV503ED 70mm+レデューサの視野サイズを確認の意味でNGC2237「バラ星雲」も撮影してみました。少しはみ出してしまいましたが、思った以上に写ってくれました。
いずれもオリオン座かその周辺のもの。鈴鹿市郊外のわが家は、北は(工場夜景の)四日市コンビナートの、西は鈴鹿市街の、東は伊勢湾対岸の中部国際空港の発する光害地なんですが、真南(南南南?)だけは海しかないので、南中時は光害影響が少ない条件で撮影が可能です。今回はうまくそのタイミングになったため、QBPなどのフィルターも使用せず(PlayerOneのUV-IR Cutフィルタのみ使用)撮影しております。
<使用機材>
・鏡筒:SVBONY SV503ED 70mm + レデューサ×0.8
・赤道儀:ビクセンGPD&SkyWatcher GOTOセット取付
・カメラ:player-one Uranus-C
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