春なのに冬が来て絶好の星空ながめ日和!
2013-05-03


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冬型の気圧配置で風がビュンビュン。おかげで、遠くの景色がスッキリ見える空気の透明感!もともと春はかすみで空が見えにくい上、対象となる星々も地味なので、星空ながめには向かない季節です。しかし、今日は絶好の星空ながめ日和!ということで、コンパクト望遠鏡の機動力を活かし「思い立ったら出動」です。

まずは高度が高くなった土星。唯一心配だった強風も、夜になるとほぼやみ、星のチカチカもとれてきました。思い切って倍率を上げてみましたが・・・・さすがにカッシーニの溝までは見えませんでした。

つぎは、星雲・星団です。冬には見られたのに春になってみられなくなったものをなぞってみます。まずは、しし座のM65・M66。お〜なんとか確認できた。では気をよくして、おおぐま座のM81・M82。う〜ん、M82は見えないけどヨシとしましょう。これらは、いわゆる「銀河」とよばれるもので、私たちの居る銀河系の外にある銀河星雲の姿です。春の星座のしし座からかみのけ座、おおぐま座の辺りは、円盤型の銀河系のてっぺん方向のため系内の星が少なく、そのぶん系外がよく見えるのだそうです。

さて、今度はこの辺りの見やすそうな対象を回ってみます。まずは、先日初見したりょうけん座のM3。代表的な球状星団です。星の集まりですが、小口径の天体望遠鏡ではたんぽぽのわたぼうしのような雲のような・・・・ボーッとした淡い光のかたまりに見えます。つづいて、やはり代表的な球状星団のへび座のM5。これは、近くの星が特徴的な並びなので場所はすぐ分かりました。M3、M5とも7×50の双眼鏡でもちゃんと確認できました。夜もだいぶ更けてきましたが、ここまできたら最後にもうひとつ。ヘラクレス座のM13。これも代表的な球状星団です。この辺りは、これまであまり散策したことがなく、星座の形もまったく無知で、まずどの星が星座のどれ?から始めたので時間がかかってしまいました。場所がある程度特定できれば、これも容易に確認ができました。ガイドブックには、「小口径でも倍率を上げると中央付近の星が分離できる・・・」とあるのですが、時期が時期、場所も場所なだけに、それはムリでした。球状星団は銀河系のなかにある文字通りボール状に星が集まっているもので、銀河系の中では年老いた星なのだそうです。春から夏の星座にかわるこのあたりは、見応えのある球状星団が集まっていてイイですね。通常なら、春がすみから梅雨入りあたりで悪条件なのでなかなかうまい具合に見える日が少なく、今日は本当にラッキーでした。

これまで、天体望遠鏡を使って自分の目で見ることに重点を置いてきたのですが(なのであえて”星空ながめ”といったりしています)、こうやってブログで紹介なんかしていると、やはり写真を撮ってみたい衝動にかられますなあ。まあ、元手がないのでムリなんだけど。(入力中に眠気に負けてしまったので、UPが遅れてしまいました)。

[星空ながめ]

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