昼間吹いていた強い風がおさまって、冷たい空気がツーンとする寒い夜になりました。夕方空を覆っていた雲もどこかへ消え、今夜の夜空はひさしぶりに満天の星です。かなり冷え込んできましたが、寒さに負けるわけにはいきません。防寒ズボン、ジャケットをまとっていざ、出陣！とは、少し大げさですが、組立天体望遠鏡と双眼鏡を持って外へ出ました。前回この望遠鏡で星空を眺めた頃からはだいぶ星座の位置が進んで、東の空高くにオリオン座、その下にシリウスを擁するおおいぬ座が登場しています。今夜は小手始めにオリオン座大星雲、そしておおいぬ座の周辺にあるM41、M46・47を眺めてみることにしました。オリオン座の大星雲M42は、星雲の形こそはっきりとはわからないものの、明らかにボーッとした光のにじみが確認できました。気分をよくして、見つけやすいM41散開星団。シリウスからまっすぐ下に下がると3つ並んだ星、そこから少し南へ視線を向けると、小さな星が集まっているところが確認できました。なかなかいい調子です。今度はシリウスから左下（北東）に望遠鏡の先を移動していきます。さすがにこの望遠鏡だけでは見つけられないので、一旦双眼鏡でM46・47のありかを確認。2つ並びの2組のあいだに在るようです。改めて望遠鏡をめぼしの位置にむけます。う〜ん、M47と思われる星の集合体は確認できましたが、もう一方のM46らしきのは確認できませんでした。まだ近所のおうちの屋根から少し上がった位置で、街灯や家の灯りが視野に入ることもあり、薄い光を見つけるのはむずかしいようです。今夜は潔く引き下がることにしました。星があんまりきれいなので、天頂付近にあるアンドロメダ大星雲とペルセウス座の二重星団を双眼鏡で眺めました。

以上で、今夜の星空ながめは終了。お風呂に入ってからだを暖めることにしましょう。それにしても、\2,880の35倍組立天体望遠鏡。なかなかしっかりと星雲、星団が見えるようです。やるじゃん、組立天体望遠鏡！